スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

パリ空港の人々

パリ空港の人々 パリ空港の人々
ジャン・ロシュフォール (2003/12/20)
ビデオメーカー

この商品の詳細を見る


図像学者のアルチェロ(ジャン・ロシュフォール)はカナダの空港でパスポート、免許証等身分を証明するもの全てと”靴”をスラれたまま搭乗。目的地のフランス迄は着いたもののガッチリ入国拒否。顔写真が到着するまで長イスで待つように指示される。しかし、アルチェロの運の悪さは重なり、数日間多種多様な人達がいる「外国人用処理区域」に留まることに...。

トム・ハンクス主演映画「ターミナル」の元となった(と言われている)映画です。

↓ 以下、感想。(ネタバレ有)
旅券もお金も”靴”もないけど、カナダとフランスの二重国籍だしフランスまで来ちゃえば何とかなるだろう~♪と、カナダで盗難届けを出さずに気軽に飛行機に乗って来ちゃった図象学者のアルチェロ。<もう、この時点で間違ってるよ~...(^^;>

税関の係員に「旅券なしで飛行機に乗った?そりゃ犯罪だよ!」「顔写真付身分証明書がなかったらどうやって本人だって判断すればいいんだ!」と怒られ、トランジットで一晩過ごすよう指示される。

そこで出会った黒人少年・ゾラに案内された場所は、国外追放になり身分の証明が出来ないアンジェラ。自称元コマンダーで自伝執筆中のセルジュ、国籍も年齢も不詳な黒人。そしてゾラもまた、父親の迎えを待ちながらそこで生活をしていた。

そんなちゃっかり滞在組と一晩で別れ、すぐに自由の身になるはずだったのに、フランス大使館から届いた顔写真は若かりし頃のアルチェロ。「別人じゃないの~?(-"-」と疑う税関係員に、口から泡を飛ばして説明しても信じて貰えず、結局また長イスでカナダ大使館から送られてくる顔写真を待て!と指示される事に...。

この辺が何というか...お国柄が出てる気がします。
日本じゃ絶対「不当だ!」てなりそう...(^^;

写真を待つ間の数日間、アルチェロは彼らが空港に滞在している理由を知り心を痛め、空港内でたくましく生きて小銭を稼ぐ彼らに驚き、次第に心を通わせていくのですが、その過程がとても良いです。
図象学者という立場から国籍不明の黒人の言葉に興味を持ったり、「トランジット新人」として空港内での抜け道に驚いたり、警備員から逃げ回ったり(笑)
大晦日の夜には、強制送還される事が決まったゾラにパリ夜景を見せてあげようと皆で脱走。(捕まれば3ケ月の留置所行き)セーヌ河の壊れた遊覧船で思い出作り。
パリの街が皆に忘れていた懐かしいふるさとを思い起こさせます。
これがまた最高に綺麗なんだ!

身分を証明する物がなくなったり、その効力を失った時、人はこんなに無力なものなんだ。という怖さと同時に、案外どこでも生きて行けるのかなー?という強さも感じる。
ニュースではよく「亡命」とか「国外追放」なんて言葉を耳にするけれど、日本人である私の感覚からはそれは凄く遠い遠い世界の話に思っていた。けれど、この映画は100%空想上のストーリーではなく、実際にそんな人達が存在しているという事実に基づいて作られた作品。
運良く、アルチェロはカナダ大使館から送られてきた顔写真との照合で空港の外へ出る事が出来たけれど、アンジェラやセルジュ達は政治的な状況や法律が変わらない限り「どこの国でもない場所」から出る事は出来ないまま。
彼らがそこに存在する事を知っている人もたくさんいるのに、誰も動こうとしない歯がゆさ。心温まる作品だけに、現実世界のその事実が何とももどかしい。

でもそこはさすがフランス映画?!
笑いのセンスは抜群です。アルチェロを迎えに来ていたヒステリックなスペイン人の奥さんがオモシロさを倍増させてるんですよね~(大笑)最後にアルチェロと立場が逆転するシーンはかなりエスプリが効いてるというか何というか...でもあの奥さんなら自力で脱出できそう!(大笑)

トム・ハンクス主演の「ターミナル」も続けて観てみようと思います。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

>ぴぐもんさん

レス遅くなってすみません!(> <)
この映画、面白かったですよ!!!オススメです♪
最近やっとトム・ハンクス主演映画も観ましたが、
それぞれに味わいがあって良かったです。
お時間&チャンスがあるときに、ゼヒ☆

はじめまして

少し前からこちらに遊びに来させていただいてました。トム・ハンクスの映画はまったくのフィクションだとばかり思っていたので(まだ見てませんが)こういった事実があったとは驚きです。彩さんんの解説読んでいたら面白そうなので、この本読んでみたくなりました。

>vendrediさん

トム・ハンクスの方はクーデターで母国がなくなった、という設定でしたよね?
日本は出国したら最後、帰国できないかも?!なんていう不安要素ないですものね。。。
できるだけ早く観たいと思います♪

「パリ空港の人々」 最後まで観られた際には是非是非、vendrediさんの感想を聞かせてくださいね(^_-)☆

途中まで。

私はトム・ハンクスのほうを先に見て、号泣。
何の縁かヨーロッパ行きの便の中で見ました。あ、トム・ハンクスのはNY行きの話だったんだけど。
帰ってきて、こちらの映画を見ましたが・・・なぜか途中までしか見てません。。
この話、実際あったお話なんですよね。
2つ見比べた感想をまた載せて下さいね!
a' propos de l'auteur
* Welcome *
--*--*--*--
LINK FREE
--*--*--*--



::おしらせ::
管理人への連絡は各記事右下の
【拍手】を御利用下さい。
コメント&TBは承認制です。


モチベーションUPの1,2,3ぽち☆
s'il vous plaît!!

ブログランキング





ブログパーツ

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
cate'gories
archives
liens
検索フォーム
coment
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。